なぜスマホの講座を企画したか
【子どもとスマホ〜親としてどうするか】お申し込みが増えてきました。ありがとうございます。皆さんが関心を持ってくださって、とても嬉しいです。昨日1日で5組のお申し込みがありました。定員は30組です。
あなたのお子さまも、おそらくスマホを持つことになります。(いや、分かりませんね。昨今の技術の進歩を鑑みると、スマホどころではない端末に変わっているかもしれません。だって、つい2〜3年前にはケータイを持っている子も少ないくらいだったんだから。)
スマホは小さなパソコンです。「普通に育てていたら普通に使う」という甘い考えはききません。なぜなら、そもそも「普通」なんかないものだからです。スマホは単なる箱で、「中に何を入れるか」「何に使うか」無限に拡張できます。
スマホを使ってトラブルや問題を起こす子はどんな子かご存知ですか?70%が非行歴のない、いわゆる「普通の子」だそうです。なぜかというと、「ごくごく軽い気持ち」だからです。
軽い気持ちって??
あなたが中高生の頃を思い浮かべてみてください。ごくごく軽い校則違反ってしたことがありませんか?たとえば学校にマンガを持ってきて貸し借りするとか。昭和のわたしの学生時代は、ほぼ全員が学生かばんをぺっちゃんこにつぶしてました。そのことって、自分たちは「非行」ってほどの意識はありませんでしたよね。
スマホで問題を起こす子も同じなんです。ただ道具が違うから、問題が大きくなってしまうだけです。
問題が大きいから処罰もとても厳しいです。無期停学とか。内容は、昔でいうと、当たり前に「交換日記でやっていたこと」レベルです。
脅かしてしまいましたが、このくらいの危機感を持っても良い状況だと思います。
けれど、わたしがこの講座を企画した最大の理由はこのことではありません。
わたしはiPhoneを発売当初から使っています。その前はiPod touch(iPhoneの電話機能だけがないもの)を使っていました。パソコンは大学生のころから、インターネットは電話回線でピーガラガラと繋いでいた頃から利用していました。会社員のころはもちろん、今でも仕事には欠かせないし、スマホとネットがあるおかげで実現していることがいっぱいあります。
つまり、ちゃんと利用すればあらゆることが実現可能になる便利な道具になるんです。
あなたは、これまでも「生きる力を持った子」に育てるために、なるべく質がよく、一歩進んだ子育て、教育を考えて来られた方だと思います。
子どもにスマホを持たせるとき、どうせ使わせるなら、
- 必要な情報を適切な検索ワードで探し出せる
- 交通手段、時間、地図などを自分で調べてどこにでも行ける
- 適切な日本語を使った文章を素早く打てる
- 自宅のWifi環境の設定ができる
- データ通信料や仕組を理解し、自分に適したスマホの通信プランを選べる
積極的にこのような能力や技術、知識を持った子にしませんか?
そのためには、持たせる段階になってあれこれ制限してコントロールするような与え方ではなく、そのずっとずっと前から、ここを目指して育てる必要があります。
このおはなしをしたいので、企画しました。
日程:11/23(祝) PM6:00-9:00
受講費:5,400円
持ち物:筆記用具、自分の飲食物 お好きなだけ
会場:あいホール302号室